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大人になるということ

―走り出した光 そんで涙拭いて 心をいつだって
 伝えなくちゃいけない でも忘れなくちゃいけない 
 
 今日が世界だった

 綺麗な水を探してる魚 あれはいつかの僕と君だよ―

                              GOING UNDER GROUND/ランブル より

この人たちの曲はいつもキレイ。
抽象的な世界観、その中にあるピュアさが瑞々しい。
なんといっても風景の描写がいいんです。
それにボーカルの声とサウンドとその世界観がはまりすぎて、他には類を見ない。

冒頭の曲はアルバム「ホーム」に収録されています。
センチメンタル、そんな言葉がぴったりはまるGOING UNDER GROUND.
オススメです。大好きです。

という前置きで。
先日、多分無理だろーなぁとは思いつつもある人を遊びに誘ってみました。
案の定忙しいとのお答え。
予想通り。
けれども次に返って来た言葉が、

「誘ってくれてありがとう」

でした。正直、ちょっと驚きでした。
別に何のことない流れの何てことない一言だとは思うんですけど。
その人がそんな風に言うなんて。

その時、大人になるってこういうことかなと思ったの。
それぞれの立場が出来てきて予定が合わなくなっていく。
それはいたしかたないことなんだ。
不本意ながらも断らなきゃならないなら、一番つらいのは本人。
それでもありがとうを言える大人でありたいと思う日々。

誘われるのを待ってちゃいけない。
でも誘ってばかりなのも、何だか寂しい。

誘って欲しけりゃ自分も誘う。
そんな子達が集まってちょうどいい具合の人間関係。
長く続くのは結局そんな子達なのかもしれないね。

GOINGを聞きながら、センチメンタルにそんなことを考える夜。
by miyuki_oda | 2006-05-02 21:52 | ひとりごと