死なない人間はいない。
人は必ず死ぬ。
その言葉は、底はかとなく重い。
あたしもいつか死ぬの?
死んだらこの世からいなくなるんでしょ?
あたしはどうなるの?
どうなるんだろう。
そんな大きな虞がぐるぐると渦巻いて、胸をぎゅっと締め付ける。
長く生きていれば、もういつ死んでもいいよって気持ちになるのかな。
やるべきことはもう全部やったから、思い残す事はないんだって。
生命を全うしたんだから死は怖くないって。
そう思える日がくるのかな。
あたしはまだ、死は怖い。
人生ここで終わりたくない。
まだまだ愛する人を愛したい。
思いの外、怖くなった。
ホラー映画じゃないのに、精神的に怖いよ。
多分真に受けすぎただけなんだけどね。
見終わってから知る、これ実は原作が伊坂幸太郎って事を。
ちょっと納得。この繋がり方、納得。
今ちょっと、人恋しい。